間垣の里

-Magaki no sato-

日本海の厳しい自然と共に生きる 間垣の里
「間垣(まがき)」とは地元で採れる高さ約5メートルの苦竹(にがたけ)という竹から作られた高垣のこと。これを家の周りにたて、日本海からの厳しい冬の風や、夏の日差しから家屋を守ります。奥能登の上大沢町や大沢町は「間垣の里」と呼ばれ、そこで見られる間垣は家というよりも集落そのものを大きく包み、その町並みは間垣で囲まれた一つの大きな家のようです。毎年10月末から11月にかけて、古くなった竹を入れ替えて空いた隙間を埋める作業を繰り返して間垣を維持します。こうした手入れを繰り返し受け継がれていく間垣は、奥能登の厳しい気候と共存し、ここに暮らしてきた先人たちの知恵なのです。

町全体を囲む間垣。
冬の間は日本海から強い潮風が吹きつける。